尾上菊之助が朗読する歌舞伎小説の内容と評価は?

尾上菊之助
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歌舞伎役者・尾上菊之助さんがナレーターとして朗読する、歌舞伎を題材にした小説が話題です。
このオーディオブックには尾上菊之助さんの特典音声が収録されているということですが、どのような内容なのでしょうか。
尾上菊之助さんが朗読する歌舞伎小説の内容と評価について調べてみました。

尾上菊之助が朗読する歌舞伎小説とは?

尾上菊之助さんが朗読する歌舞伎小説とは、「国宝」になります。
尾上菊之助さんが 21 時間 7 分にわたってナレーターとして朗読をしています。
歌舞伎役者・尾上菊之助さんの声で小説が読める本ということで、ファンの方にはうれしいですね。

「国宝」とは、 作家・吉田修一さんの代表作で、2019年に第69回芸術選奨文部科学大臣賞と第14回中央公論文芸賞を受賞した小説になります。

【YouTube動画】吉田修一 作家生活20周年記念作品『国宝』

小説「国宝」を朗読する五代目尾上菊之助さんは、可憐な美貌と清潔な色気で女方も二枚目も魅力的に演じる歌舞伎役者で、市川海老蔵さんとともに現代の歌舞伎を担う若手スターのひとりです。
尾上菊之助さんは、父に尾上菊五郎、義理の父に中村吉右衛門を持ち、人間国宝の系譜を受け継いでいます。
「国宝」で描かれる歌舞伎の世界を表現する語り手として、これ以上にない人選と言えますね。

また、歌舞伎以外にもドラマ「下町ロケット2」「グランメゾン東京」や蜷川幸雄さんの舞台などにも積極的に出演しているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

尾上菊之助さん、吉田修一さんはインタビューで下記のように語っています。

尾上菊之助さんのコメント
とてつもない経験をさせて頂いたと思っています。本作の収録にあたり、作中の歌舞伎の演目を読み上げるために過去に同演目を演じられたことのある先輩からアドバイスをいただき、一つ一つの表現について監督と相談しながら丁寧に世界を創り上げていきました。本作に向き合う中で、言葉の持つ力というのを改めて感じることができました。吉田先生が自ら黒子になって歌舞伎の世界を取材して描かれた『国宝』には歌舞伎の「匂い」が色濃く描かれていて、歌舞伎の世界に浸ることができると思います。オーディブル版、『国宝』をぜひお楽しみください。

吉田修一さんのコメント
菊之助さんの朗読によって歌舞伎役者の物語『国宝』を聴く。これほど贅沢な体験があるでしょうか。著者としてというより、一読者、一観客のような気分で完成を心待ちにしておりましたが、実際に聴かせていただきますと、特等席で歌舞伎を観劇しているようで、本当にうっとりといたしました。ぜひ皆様にもこの極上の体験をして頂きたい。どうぞオーディブル版『国宝』をお楽しみ下さい。
引用:歌舞伎俳優・尾上菊之助が全編朗読 吉田修一『国宝』オーディオブック版が配信開始

尾上菊之助さんの声で朗読が聞けるなんて贅沢ですね。
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吉田 修一 (著), 尾上 菊之助 (ナレーション)
吉田 修一 (著), 尾上 菊之助 (ナレーション)

尾上菊之助が朗読する歌舞伎小説の内容は?

【YouTube動画】吉田修一の傑作を歌舞伎俳優・尾上菊之助が全編朗読/アマゾンAudible「国宝」インタビュー映像

尾上菊之助さんが朗読する歌舞伎小説の内容は、「国宝(上)(下)」の朗読と、オーディオブック限定の特典音声が付いたものになります。
オーディオブック限定の特典音声は、本編終了後に、舞台を見ているかのような感覚で尾上菊之助さんの語りを堪能できる内容になります。

小説「国宝」のあらすじは、極道と梨園という生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、一門の芸と血統を守り抜こうと舞台・映画・テレビと芸能界の転換期を駆け抜けていく、という歌舞伎を題材にした内容です。

1964年1月1日 長崎は料亭「花丸」
侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、
この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄

極道の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、
喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。

舞台は長崎から大阪、そして、オリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。

血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、
その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?

引用:Amazonオーディブル「国宝」説明

こちらの記事は、尾上菊之助さんと吉田修一さんの対談になります。

尾上菊之助「歌舞伎役者の心」を明かす 『国宝』吉田修一との対談で | AERA dot. (アエラドット)
吉田修一著『国宝』が、尾上菊之助の流麗なナレーションで響く。そんなオーディオブックとして配信が始まった。希代の歌舞伎役者の一代記を描いた作者と、今ひときわ光を放つ役者が語り合った。

本を読んだ後に読むとさらに味わい深くなる内容でしたので、ぜひご覧になってみてください。

朗読となると歌舞伎と一見かけ離れたものに思えますが、尾上菊之助さんの語りの評判はどうなのでしょうか。
オーディブルの口コミで確認してみました。

尾上菊之助が朗読する歌舞伎小説の評価は?

尾上菊之助さんが朗読する名言本の評価は5つ星のうち4.8でした。 (2020年6月時点)
口コミを確認してみたところ「ゾクゾクするほど素晴らしい」「オーディブル最高傑作」「歌舞伎を知らなくても楽しめる」という声が多く、男女ともに「面白い」という評判でした。

口コミを抜粋してご紹介します。

・聞き終えての感想として、歌舞伎役者ってのはどんな分野においても力があると思いました。朗読なんて歌舞伎と一見かけ離れたものに思えますが、普通に読んでいる様で間とかテンポとか声の強弱また声色の使い分け、全て計算なのか幼少より舞台を踏んできた経験なのか素晴らしい朗読で、専門としているプロをも超える出来映えです。なんたって聞いていると情景が画像としてはっきりイメージでき映画を見ている感じでした。

・言葉で上手く表現できないものを言葉を使って表現した作者に敬意を表すと同時にこの作品は日本人しか読み取れない日本語と日本文化のストーリーだとも思いました。改めて日本人であることの幸せも感じました。

・ ゾクゾクする。引き込まれる。のめり込む快感。
舞台となる時代、登場人物の面白さ、話の展開もさることながら、目に浮かんでくる情景のカラフルな事。
歌舞伎役者のナレーターの力量がさらに物語を濃厚にしてくれる。Audibleでこのナレーターでこのストーリーは贅沢すぎると本気で感謝しております。

・Audibleで聞いた中では一番好きな作品です。まず、この朗読は菊之助丈にしかできません。よくこの作品の朗読を引き受けてくれたものだと思います。
不思議な影響力のある作品で、これまで特に興味がなかった歌舞伎の公演に通うようになってしまいました。

Audible の最高傑作です
今までにAudibleで30冊以上の本を聞いてきました。
ナレーションに尾上菊之助をむかえ、この国宝という吉田修一の最高傑作の文学をナレーションの力によって、歌舞伎の世界をそのままに表現し、小説で感じる心情や情景をさらに感慨深く昇華させた本作品はAudibleの最高傑作と言っても過言ではないかと思います。
上下巻合わせて12時間を超える大作でしたが、時間を感じさせない傑作でした。
心に残る一冊です。是非聴いてみてください。
感動します

・非常に興味深い作品を尾上菊之助の朗読で、二度聞く醍醐味を味いました。
歌舞伎の舞台を観ている臨場感!喜久雄の心の中の動き、動揺。登場人物の個性溢れる描き方。長崎弁、大阪弁、京都弁、東京弁などが、立ち上がって聞こえる‼️

・わくわくするストーリーと尾上 菊之助のナレーションが素晴らしい。audible の中で最高傑作。私にとって一生の宝になる作品です。

・「まるで映画を見ているかのよう」との作者のコメント通りに、圧倒的な大迫力。
老若男女を語り分け、実際の歌舞伎のシーンでは鳥肌が立つほどの美しさに荘厳さ。

・歌舞伎の知識がゼロでも身体中がゾクゾクするように楽しめる。

かなりの高評価ですね。
尾上菊之助さんの朗読スキルの高さだけでなく、吉田修一さんの小説の素晴らしさを歌舞伎役者として見事に演じられている結果ではないでしょうか。

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吉田 修一 (著), 尾上 菊之助 (ナレーション)
吉田 修一 (著), 尾上 菊之助 (ナレーション)

尾上菊之助が朗読する歌舞伎小説のまとめ

尾上菊之助さんが朗読する歌舞伎小説の内容と評価についてまとめます。

尾上菊之助さんが朗読する歌舞伎小説とは、作家・吉田修一さんの代表作「国宝」になります。

尾上菊之助さんが朗読する名言本の評価は5つ星のうち4.8でした。 (2020年6月時点)
口コミを確認してみたところ「ゾクゾクするほど素晴らしい」「オーディブル最高傑作」「歌舞伎を知らなくても楽しめる」という声が多く、男女ともに「面白い」という評判でした。

尾上菊之助さんは、父に尾上菊五郎、義理の父に中村吉右衛門を持ち、人間国宝の系譜を受け継いでいます。
「国宝」で描かれる歌舞伎の世界を表現する語り手として、これ以上にない人選と言えますね。

オーディオブックは本が苦手な人や忙しくて集中して読書時間がとれない方にも気軽に「聞く読書」として利用することができます。
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Amazonオーディブルについてはこちらの記事でもまとめていますので、よろしければあわせてご覧ください。

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